大越忠保作品 / 真田飾り
【5月人形】人気武将真田幸村の重厚感ある本格派鎧飾り

【一部仕様変更のお知らせ】
本商品は「飾り台（畳台）」の仕様が若干画像と異なります。畳台の黒枠の形状が変わります。全体の雰囲気を損なう変更ではありませんので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。詳しくはお問合せ下さいませ。

「月」「六文銭」の前立て「鹿角」の脇立てが美しい真田幸村公型南蛮甲冑飾り。

現在でも人気の高い真田氏は、『真田日本一の兵、古よりの物語にもこれなき由』と徳川家康にも賞賛される程のツワモノとして恐れられていました。

また、真田六文銭の赤備え（あかぞなえ）は有名な話で、具足、旗差物などのあらゆる武具を朱塗りにした部隊編成し敵陣を震え上がらせました。

赤備えは特に武勇に秀でた武将が率いていた事が多く、後世に武勇の誉れの象徴として語り継がれたほどです。

旗印の六文銭は、仏教の六道銭をあらわしており、いわゆる“三途の川の渡し銭“でありこれを旗印にすると言う事は、いつでも死ぬ用意が有るぞ！と言うメッセージが込められているとされ、敵を恐れさせました。

兜の頭の部分を『鉢』と呼び、通常は人の頭と同じような半円形で造りますが、この部分と胴体を鉄砲から身を守るように南蛮渡来の鎧甲冑形に型取ったのが『胴丸南蛮甲冑』と言います。
あくまでもリアルで特殊なその形状は、普通の兜や鎧よりも製作に高等なテクニックを要求される為、あまり数多く生産されないのが通常です。
南蛮甲冑本来の形にこだわり、耳のような部分の吹き返しの形状もより忠実で、なおかつ優雅な線を表現しています。
鉄砲が伝来した後の時代、つるばしりという胴の部分が尖っているため、鉄砲の弾を受けにくい様な工夫が施されているため、名だたる名匠達が競って造り上げたと言われる南蛮甲冑を、真田幸村型で再現いたしました。


正絹で編み込まれた縅（おどし・全ての部品を繋ぐ紐の事）は重々しくも深みのある黒色で揃えました。
細かく細かく編み込んでありますので、通常よりも手間と暇をかなり掛けて仕上げてあります。
また、赤塗りのボディーは魔除けの色と言われ縁起が良く、お家の末長い発展とご家族みなさまの無事な成長を祈念するのにとても良きお色となっています。

特徴的な「月」「六文銭」の「前立て」、「鹿角」の「脇立て」には、厚めの金鍍金加工を施してあります。
忍緒（あご紐）も太目の組み紐で、緑を基調とした多色彩を採用しました。

腕を覆う籠手（こて）の部分には金覆い鎖編み込みを施し、小さいサイズながら本物と同じ造りとなっています。

兜から毛靴に至る細部にもこだわって造り込んでありますので小さいながらも見応えは十分で、このサイズながらそれ以上の魅力を誇っています。

飾り台と後ろに立てる屏風には金沢箔を用いた本装の屏風を採用。
鎧の紗櫃とも合いあまって、とても上品で優雅に鎧飾りを演出します。
畳には床の間等の正式な場所に使われる『流備畳』を使い、見えにくい所まで手を抜かない素材を使用しています。
本金沢箔屏風に畳台のとてもスマートで優雅なお飾りセットです。

もちろん簡単にしまえるようにもなっていますので、収納にも大変便利です。

出し入れも簡単な設計なので、お一人でも楽に飾る事が出来ます。

飾って豪華、しまってコンパクトな理想的な鎧飾りとなっています。