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兜や鎧を飾る日。五月人形がお守りとなる日。

江戸時代から盛んな五月人形。端午の節句には昔からの「言い伝え」があるんです!

1人の男性の一生の「お守り」となる五月人形。
1年の無事をお祝いをする「こどもの日(端午の節句)」の準備をしたいけれど、いつから兜や鎧を飾るんだっけ?

五月人形を飾る日はお彼岸中を避けて

「兜を飾る日」は実は決まっていません。
地域差もありますが、お彼岸が明けたら飾り始める地域が多いようです。
お彼岸後の「大安」や「友引」の日ならいつでもOK◎

ただし地域によってはお彼岸前に飾ったり、4月に入ってから飾る場合もあります。

お彼岸っていつだっけ…?

春のお彼岸の期間は「春分の日」の前後3日間を合わせた7日間。
3/18-24がお彼岸なので、2023年の場合は3/25(大安)または3/28(友引)、3/31(大安)に飾りつけると良いでしょう。
お彼岸前に飾る場合は3/13(大安)または3/16(友引)が良いでしょう。

大切なのは「紐解く日」

古くから日本では「紐解く日(ひもとくひ)」や
「事始め(ことはじめ)」をする日が大切!とされてきました。

初めて飾り始めた(または開け始めた)日から「お守り」が始まります。
飾る日は吉日を選び、お彼岸中の事始めを避けるのはその為です。

早い方が縁起がいい!古くからの言い伝え

『先陣の誉れ』と言われ、早く陣を構えると有利とのことから
早めに飾ることが縁起が良いとされています。

特に初節句の場合は早ければ早いほど◎
それは、初めて飾った時から「持ち主のお守り」となるからなんです。

厄災が降りかかりやすいとされるお節句の時期に備えて、
遅くても4月の中旬までには飾ってあげた方が良いでしょう。

五月人形をしまう日

兜や鎧をしまう日も決まりはありません。

昔の武家たちは運気を上げる為に、一年中飾っていたほど。
どうせだったら1年中そばで守ってもらいたいですし、出しっぱなしでも良いのです。

しかし、そうも言っていられないので…
実際は5月の終わりにしまう方が多いようです。
しまう日は梅雨を避けると湿気がこもらないのでオススメです◎

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