羽子板っていつまで飾るの?

初めてお正月を迎える女の子への贈り物

現代では「お飾り」や「お祝い」としての要素が強い羽子板飾りですが、
本来は赤ちゃんが生き残るためのお守りでした。
旧暦の12月から1月は「鬼門(きもん)」と呼ばれ、この時期に亡くなる子供が多かったのです。
鬼門を無事に生き抜けられますように!という願いが込められた特別なお守りなのです。

いつからいつまで飾るの?

お正月(鬼門)に向けて飾るので本来は12月中旬から飾りますが、最近はクリスマス後の12月26日に飾ってあげるご家庭が多いようです。

羽子板飾りを片付けるのは、ひなまつりの後でもOK!
お雛様と一緒に羽子板を飾ると良いとされ、1月中旬の大安の日にお雛様を出したら
その隣に羽子板も飾ってあげましょう。
先に仕舞っておきたい場合は、1月15日位に片付けます。

だれが買ってあげるの?

室町時代では、宮中や貴族同士の贈り物だった羽子板飾り。
現代は母方のおじいちゃんとおばあちゃんが赤ちゃんへ贈ります。
しかし、羽子板を贈る習慣がない地域や、父方の祖父母が用意する地域もあるため一概には言えません。
全国的には、母方の祖父母から赤ちゃんへ12月中旬ごろ贈ることが多いようです。

男の子なら破魔弓がGOOD!

「鬼門」が厄介なのは男の子の赤ちゃんも同じ。
男の子の場合は、羽子板飾りよりも「破魔弓」を飾ってお守りにするご家庭が多いです。

羽子板には右と左がある?!

実は羽子板飾りには、右向きと左向きのお顔があるのです!
でも、深い意味はないのでご安心を◎
羽子板のデザインは日本舞踊の決めポーズが多く、お顔の向きはバラバラ。
一緒に飾るお雛様にお顔の向きを合わせる…なんていう上級テクニックもありますが、そこまで気にしなくてもよいかもしれません。

掘り出し物もあるかも◎

秀光人形工房では、現代にあった羽子板飾りをつくり続けています。
実店舗には、WEBショップに載せていない羽子板飾りが沢山あるんです!
職人や素材のエキスパートも常駐しているので、お近くの方は覗いてみて下さいね。